专利摘要:

公开号:WO1991007704A1
申请号:PCT/JP1990/001430
申请日:1990-11-02
公开日:1991-05-30
发明作者:Takao Sasaki;Kentaro Fujibayashi;Makoto Haga
申请人:Fanuc Ltd;
IPC主号:G05B19-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 機械位置変動の位置補正方式 技 術 分 野
[0002] 本発明は数値制御装置で制御される工作機械の機械位置変 動を補正する機械位置変動の位置補正方式に係り、 特に制御 軸毎に剛性の異なる工作機械の位置変動を補正する機械位置 変動の位置補正方式に関する。 背 景 技 術
[0003] 数値制御装置 (C N C ) では、 加工プログラムによって指 令された通路上を指令された速度で工具を移動させることに よってワークを所望の形状に加工している。
[0004] このように数値制御装置を用いた工作機械で指令に忠実に、 かつ、 良好な仕上げ面を得るためには、 急激な指令の変化に も追従できる速応性及び振動のない安定した動きを保つ安定 性の高いサーボ機構が不可欠である。
[0005] サーボ機構におけるサ一ボモータは、 速度検出器、 位置検 出器により速度と位置とを検出し、 その情報を制御回路にフ ィ一ドバッ ク して制御している。 そして、 この位置検出をど のようにするかによって、 セ ミ ' クローズド . ループ方式、 クローズド · ループ方式、 ハィ ブリ ッ ドサ一ボ方式の三つの 方式がサーボ機構には存在する。
[0006] サーボ機構に採用されている上記三つの方式は、 それぞれ の工作機械に要求される精度や剛性等によって工作機械毎に 最適の方式が採用されている。
[0007] しかし、 一般の工作機械では、 各軸の機械的剛性が異なり、 特に大型の工作機械ではその差が大きくなる。 従って、 2軸 以上の工作機械で切削を行うと、 加工開始点、 加工終了点の 近傍あるいはコーナ一部で、 形状誤差が生じ、 精度の高い切 削加工が行われないという問題がある。
[0008] 第 4図は従来技術による 2軸の切削の状態を示す図である。 本図では、 X軸は機械の剛性が比較的弱く Y軸は機械の剛性 が比較的強いものとする。 このような制御軸の下で、 X軸を 0 . 1 0 0 m m . Y軸を 0 . 2 0 O m m動かすとする。
[0009] X軸及び Y軸の機械の剛性が等しい場合は、 通常、 直線 A のように誤差のない直線状の切削加工が施される。 しかし、 X軸の機械の剛性が弱いと、 曲線 B 1のように X軸の移動が いきたりなく なり、 X軸と Y軸との分配パルスの比は 1 : 2 であるにもかかわらず、 点 Cのように実際の機械位置の比が 1 : 4 となり、 形状誤差を生じる結果となる。 発 明 の 開 示
[0010] 本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、 制御 軸の付いている場所の各々の機械剛性の相違から生じる急激 な形状誤差を抑制することのできる機械位置変動の位置補正 方式を提供することを目的とする。
[0011] 本発明では上記課題を解決するために、
[0012] 少なく とも 2つの制御軸を有する工作機械の位置変動を補 正する機械位置変動の位置補正方式において、 各軸のエラー レジスタの値の比が各軸の分配パルスの比と同じになるよ う に、 各軸の前記分配パルスに補正パルスを供給するこ とを特 徴とする機械位置変動の位置補正方式が提供される。
[0013] 各軸のェラーレジスタの値は分配パルスによって移動でき なかった値である。 従って、 各軸の機械剛性が同じ場合は、 各軸の分配パルスの比とエラーレジスタの値の比とは通常同 じ値を示す。 ところが、 機械剛性の差によって誤差が生じる ため、 エラ一レジスタの値は各軸の分配パルスの比と同じに ならない。 そこで、 各軸のエラーレジスタの値の比が各軸の 分配パルスの比と同じになるように、 各軸の分配パルスに補 正パルスを加え、 その出力パルスに基づいて各軸を制御する。 これによつて加工始め、 加工終了間際、 加工物の角の加工時 に生じていた急激な加工形状誤差を抑えることができる。 図 面 の 簡 単 な 説 明
[0014] 第 1図は本発明の機械位置変動の位置補正方式を示すブ π ック図、
[0015] 第 2図は本実施例の機械位置変動の位置補正方式のフ口一 チ ャー トを示す図、
[0016] 第 3図は本実施例による 2軸の切削補間の状態を示す図、 第 4図は従来技術による 2軸の切削補間の状態を示す図で ある。 発明を実施するための最良の形態 以下、 本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
[0017] 第 1図は本発明の機械位置変動の位置補正方式を示すプロ ッ ク図である。 数値制御部 1 はパルス分配手段 1 1及び位置 補正手段 1 2を有する。
[0018] パルス分配手段 1 1 はサーボモータ 5 X及び 5 Yを制御す るものであり、 加工プログラムに応じた指令をプロセッサ (図示せず) から受けて、 それを加減速制御した後に補間渲 算して、 X軸及び Y軸のサ一ボモータ 5 X及び 5 Yを制御す るための指令パルス X p 1及び Y p 1を演算器 1 2 X及び 1 2 Yに出力する。 さらに、 パルス分配手段 1 1 は指令パルス X p 1及び Y p 1 の比 R 1を計算し、 それを表した信号 R 1 を位置補正手段 1 2に出力する。
[0019] 位置補正手段 1 2はエラーレジスタ 及び 3 Yのエラ一 量 X e及び Y eと、 パルス分配手段 1 1からの信号 R 1 とを 入力する。 そして、 位置補正手段 1 2はヱラー量 X e及び Y eの比 R 2を算出し、 パルス分配手段 1 1 の出力した指令パ ルス X P 1及び Y 1の比 R 1 と比較し、 両者の比が等しく なるように補正パルス X c p又は Y c pを演算器 1 2 X又は 1 2 Yに供給する。
[0020] 渲算器 1 2 X及び 1 2 Yは指令パルス X p 1及び Y p 1 と、 位置補正手段 1 2からの補正パルス X c p及び Y e pとを加 算した指令パルス X P 2及び Y P 2を演算器 2 X及び 2 Υに 出力する。
[0021] 演算器 2 X及び 2 Υは指令パルス X ρ 2及び Υ Ρ 2からサ ーボモータ 5 Χ及び 5 Υの位置帰還パルス X f ρ及び Y f ρ を減算した値、 即ちエラー量に応じたパルス : K P 3及び Y P 3をエ ラ 一 レジスタ 3 X及び 3 Yに出力する。
[0022] エラーレジスタ 3 X及び 3 Yは、 エラ一量に応じたパルス X p 3及び Y P 3の数を格納し、 それに応じた電圧をァンプ 4 X及び 4 Υに出力する。
[0023] アンプ 4 ) (及び 4 Υはエラ一レジスタ 3 Χ及び 3 Υからの 出力電圧を増幅し、 サ一ボモータ 5 X及び 5 Υを駆動する。 サ一ボモータ 5 X及び 5 Υはパルスコーダを内蔵しており、 このパルスコーダの出力を位置帰還パルス X f p及び Y f p と して演算器 2 X及び 2 Yに帰還している。
[0024] サ一ボモータ 5 X及び 5 Yには、 テーブルと一体化された ボールネジ 7 X及び 7 Yが結合されている。 従って、 サ一ボ モータ 5 X及び 5 Yを駆動することによって工作機械の)(軸 及び Y軸のテーブル 6 } (及び 6 Yが移動する。
[0025] なお、 図ではテーブル 6 X、 6 Yは別のものと して表され ているが、 実際は一体のテーブルと して構成されている。 ま た、 図ではス ビ ン ドルを制御するためのス ピン ドル制御回路、 ス ピン ドルア ンプ、 ス ピン ドルモータ等は省略してある。
[0026] 本実施例の動作を図面を用いて説明する。 第 2図は本実施 例の機械位置変動の位置補正方式のフ ロ ーチ ャ ー トを示す図 である。 第 3図は本実施例による 2軸の切削補間の状態を示 す図であり、 第 4図に対応している。 第 2図において、 に 続く数値はステップ審号を示す。
[0027] 〔 S 1 〕 パルス分配手段 1 1 は X軸のサーボモータ 5 Xの指 令パルス X p 1 と、 Y軸のサーボモータ 5 Yの指令パルス Y P 1 との比 R 1 を求める。 求められた比 R 1 は位置補正手段 1 2に出力される。
[0028] 〔 S 2 〕 パルス分配手段 1 1 は指令に応じた分配パルス、 即 ち指令パルス X p l及び Y p lを出力する。
[0029] 本実施例では、 パルス分配手段 1 1が比 R 1 を求めている が、 パルス分配手段 1 1 は位置補正手段 1 2に直接に指令パ ルス X P 1及び Y 1を出力し、 位置補正手段 1 2で比 R 1 を求めるようにしてもよい。
[0030] 〔 S 3〕 位置補正手段 1 2はエラーレジスタ 3 X及び 3 Yの 値を取り込み、 両者の比 R 2を求める。
[0031] [ S 4 ] 位置補正手段 1 2は比 R 1 と比 R 2 とを比較し、 両 者の比に差がないかどうか判定する。 差がある場合は S 5へ 進み、 差がない場合は終了する。
[0032] 〔 S 5〕 位置補正手段 1 2は比 R 1 と比 R 2 との間に差があ ると判定された場合は、 比 R 1 と比 R 2 とが同じになるよう な補正パルス X c p又は Y c pを計算して、 指令パルス X p
[0033] 1又は Y P 1 にその補正パルス X c p又は Y c pを加算する (
[0034] 〔 S 6〕 数値制御部 1 は指令パルス X p 1及び Y p 1 に補正 パルス X c p及び Y c pの加算された指令パルス X p 2及び Y P 2を分配パルスとして出力する。
[0035] 以上の一連の処理によって、 第 4図のような形状誤差が第
[0036] 3図のような誤差の極力抑えられた曲線 B 1から直線 B 2に 至るように改善され、 誤差の少ない直線状の切削加工が行わ れるようになる。 即ち、 本実施例ではェラ一レジスタ 3 X及 び 3 Yの値を監視し、 両エラーレジスタの比 R 2が比 R 1 ( 1 : 2 ) にならなく なつた時点で、 比 R 2が比 R 1 ( 1 : 2 ) になるように補正パルス X c p又は Y c pを出力パルス に供給するという処理を繰り返しているので、 第 4図のよう な急激な形状誤差は抑制され、 第 3図のような切削加工が行 われるようになる。
[0037] 以上の実施例では 2軸制御の場合について説明したが、 2 軸以上の制御の場合も同様に各軸のェラーレジスタの値の比 を求め、 それらが各軸の分配パルスの比と一致するように補 正パルスを出力すればよい。
[0038] 以上説明したように本発明によれば、 制御軸の機械剛性の 相違から生じる急激な形状誤差を抑制することができる。
权利要求:
Claims請 求 の 範 囲
1 . 少なく とも 2つの制御軸を有する工作機械の位置変動 を補正する機械位置変動の位置補正方式において、
各軸のェラーレジスタの値の比が各軸の分配パルスの比と 同じになるように、 前記各軸の分配パルスに補正パルスを供 給することを特徴とする機械位置変動の位置補正方式。
2 . 前記制御軸は前記工作機械の剛性の異なる箇所にそれ それ取り付けられていることを特徴とする特許請求の範囲第 1項記載の機械位置変動の位置補正方式。
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同族专利:
公开号 | 公开日
JPH03157703A|1991-07-05|
EP0453572A1|1991-10-30|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1991-05-30| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): US |
1991-05-30| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): CH DE FR GB IT |
1991-06-27| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 1990916064 Country of ref document: EP |
1991-10-30| WWP| Wipo information: published in national office|Ref document number: 1990916064 Country of ref document: EP |
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优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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